屈折矯正手術


主流のLASIK手術は、1年間に、ヨーロッパでは70万眼、アメリカでは135万眼(NIDEK社の2004年の推計) 、韓国では30万眼位(JFC推計)、行われており、数字的には安定期にはいっており、今後もこれぐらいの件数が続くと思われています。日本では2006年は10万眼位〜思われます。


エキシマレーザー装置

エキシマレーザー装置
(WaveLight 社 ALLEGRETTO Wave)

当院院長は、Nidek EC-5000でLASIK を始めて、VISX S2を購入し、VISX S3にバージョンアップしましたが、現在は、これを使用しています。
これはドイツ製の第3世代(フライング・スポット)の機種で、200Hzと高速の照射により、照射時間の短さでは定評のある第1世代(ブロード・ビーム,VISX S3)よりも短い時間で照射が可能で、更にwave-front guided LASIKも可能です。また基本性能も優秀で、FDA認可の治検で、歴代最高(通常法でも1.0以上 88.8%,2002ESCRS)の成績でした。近視のみでなく遠視も乱視も高精度で矯正できます。屈折矯正手術の世界での最高権威、『LASIK(1990) とEpi-LASIK(2003) の父』 = 考案者= ギリシャのパリカリス学長の現在の使用機種もこれです。




Wave Analyzerの写真
ALLEGRETTO Wave Topolyzer
OPD-scanの写真

ALLERETTO Wave Analyzerは、Tscherning方式(グリッド投射方式)による、ALLERETTO Waveと直結するWaveLight社のwave-front測定機です。この機械の測定値を用いて、wave-front-guided照射をします。
ALLEGRETTO Wave Topolyzerは、ALLEGRETTO Wave と直結する WaveLight社の角膜トポグラフィー測定器で、この機械の測定値を用いて、topo-link(guided) 照射をします。
OPD-scanは、スキア方式にによる、NIDEK 社製のwave-front測定機です。手術前手術後の不正乱視( 高次収差 )の確認と、Q-ajust 照射用のC12値の測定をします。



wave-frontとは
普通、眼の屈折異常は、遠方視の眼鏡矯正度数で表現します。すなわち球面(凹凸)レンズの度数と、柱面レンズ(シリンダ、これは正乱視)の度数と軸です。この方法では、「不正乱視」= 「眼鏡で矯正出来ない乱視」= 「高次波面収差」は表現できません。
光は、波としての性質も持っており、網膜中心窪から出た光が、眼から外へ、出てくるときの同一位相の面(wave-front)として、屈折を表現できます。完全な正視であれば、平面となります。通常は、何らかの歪み(進みと遅れ)をもっており、これが屈折異常に相当します。この表現方法の優れている点は、その中に不正乱視も含んでいることと、空気と角膜の屈折率で換算することにより、どう角膜を削れ(位相を進ませる)ば、全ての収差(屈折異常)を無くせるかを、直接に表示している点にあります。すなわち理論的には不正乱視も矯正出来ることになり、裸眼視力だけでなく、矯正視力の向上も期待できることになります。


カスタム照射とは
眼鏡に相当するレンズを角膜で削り矯正する照射方法を、通常法、planoscan, またはstandard法と言います。更に個々の眼に存在する不正乱視矯正も追加して、治療する照射法をカスタム照射といいます。眼球全屈折にたいして行うwave-front guided 法と、角膜表面のみのtopo-link と、屈折の球面収差補正のみの、Q-ajust 照射の 3種類があります。手術術式として、 PRK/LASEK/Epi-LASIK/LASIK/Intra-LASIK と組み合わせます。高次収差のデータだけを考えるならば、フラップの存在しないPRK/LASEK/Epi-LASIK の方が、結果が良いことが判っています。


エキシマレーザー手術による不正乱視の増加
LASIKのフラップを作るだけで、30%程度高次収差が増加します。マイクロケラトームの種類によっても違います。また、エキシマレーザー照射ではwave-front guided照射しても、平均値をとれば手術前よりも増加します。しかし、4mmφでみて、2倍くらいまでなら、高次収差が増加しても、意外に矯正視力には影響しません( これは高次収差が多少減少しても、矯正視力は向上しないことも意味します) 。暗所視力に、最も影響するのも低次収差( 眼鏡矯正できる )ですが、次に重要なのは球面収差です。これが大きいと、瞳孔が拡大すると焦点変動のために、眼鏡で矯正しても見にくくなります。理由はエキシマレーザーで平面のプラスチック板を削って、完全なレンズが出来ても、人間の眼ではそうは成らず、球面収差が増加します。これは、
・角膜は曲面なので、中央部と周辺部ではレーザーの切除効果が違う
・切除により角膜繊維のスリップ現象がおこる
・凹んだ部分を角膜上皮が覆って、レーザーによる切除効果を減弱させる
等が理由です。
ALLEGRETTOでは、standard照射であっても中央部と周辺部のバランスを変えて(prolate profile ablation,wave-front-optimized,wave-front-ajusted)、球面収差を最小限にしています。他のメーカーでstandard照射でも対応しているのは、ZEISS Mel80のみです。VISX S4, ALCON LADARVISION 4000, Nidek EC-5000 CX II では、wave-front guided照射でのみprolate profileになっています。某社の某製品は最新型であっても、wave-front guided照射してもprolate profileになっておらず、大きく球面収差が増加します。


wave-front guided,topo-link,standard照射のどれを選ぶか?
理論的には、全高次収差の矯正を目指すwave-front guidedが良いと思われていますが、問題点もあります。
・測定値の信頼度が判断しにくい。
・近視の程度が強いと球面収差が無視できない。
・乱視が大きいと低矯正になりがち。
・高次収差は加齢により変化していく。
・散瞳状態の測定なので、照射状態では、多少アラインメントが違う。
これに、比べてtopo-linkは、角膜のみの高次収差の矯正ですが、
・wave-frontよりは測定精度が高い
・球面収差の変化量をコントロールするQ-ajustができる
・自覚的乱視値を利用しノモグラム変更ができる。
・角膜の形状は全屈折よりは変化が少ない
・通常瞳孔での測定なのでアラインメントがずれか少ない。
などの利点があります。しかし、測定値の信頼度によっては、ALLEGRETTOではwave-front-optimizedなので、矯正度数最優先のstandard照射の方がよい結果となることもあり得ます。当院では、患者の希望ではなく、自覚屈折、測定データ、近視・乱視の程度等で、総合的に判断して、照射法を、当院が決定します。したがって、照射方法の別で、手術値段の差はつけていません。


遠距離患者へのLASIK, Intra-LASIK 検査当日手術を開始します。
以下が条件です。
・20歳以上39歳までで初回手術のみ
・手術はLASIK/Intra-LASIK ですが、LASIK 予定の場合、手術中の判断でIntra-LASIK に、変更する事もあります。
・検査手術日は、月火水のみ( 木曜日は不可 )。
・照射法は、Standard法
・矯正視力が、両眼共1.5以上あること
・住所が京都府南部、大阪府、奈良県北部、滋賀県南部は不可
・円錐角膜、角膜ヘルペス、抗うつ剤内服、の既往歴がないこと
・照会・申し込み(まず、資料請求をしてください)はインターネット経由のメールのみで電話では応対しません。
・携帯電話からのメールでは、返信できないことがあります。連絡がない場合は、パソコンからメールを送ってください。


Epi(epitome-PRK)/Intra-LASIK/LASIKの手術費用

Epi/Intra-LASIK/LASIK全て12万円( 両眼・消費税込み )
・手術が片眼のみの場合は半額です。両眼手術の場合は同日手術です。
・スタンダードでもウエーブフロントでもトポリンクでも同価格です。
・初診時診察料は3千円(3割負担)程度です。
・手術後3ケ月間の診察代、薬代も含んでいます。


他に比べてかなり安いので不安を感じるかもしれませんが、機械や内容は最高だと自負しています。
安い理由は、自由診療なので、自在に安く設定できるからですが、

広告はインターネット・ホームページのみ
手術件数が多い(2006 年は、品川、神奈川、神戸、南青山、に続く 5位) ので、高価な最新の機械であっても、 1手術当たりでは固定費が安い。
安くしないと手術に適当な若い人が受けられない
この手術のみに経営が依存している訳ではない
白内障手術も行っているので共用の手術室や教育されたスタッフが使える
儲けを期待していない
等が理由です。
ただし、
京都駅から25分と、やや田舎にある
普通のビル眼科なので、ゴージャスではない
口コミ,紹介, インターネットでしか当院の価格と内容を知ることができない
手術日は、現在は月火水木の午後だが、曜日によっては手術手技の制限があり、待ち期間があることもある。
手術日予約は、手術前検査終了後に可能で、その次週から3ケ月以内である
内容で手術施設を選んだ(某有名レーシックセンター院長, 京大眼科医, 京大医学部学生, 某眼科機械販売会社社長、等を手術しています)のに、値段で選んだと思われてしまうこともありうる
屈折矯正手術を特別扱いしていないので、診察が混んでる時は、待たせることもある
ということになります。

当院は良いと思えば、積極的に新技術・機械を導入しています。
・LASIKは100番目位?の導入( 厚生省のNidek の認可を待っていました)
・Intra-LASIKは、3番目(錦糸、神奈川の次)
・IntraLase FS60は、2番目(品川の次)
・Epitomeを購入したのは、日本で最初
・trans-epithelial PRKは100番目位?の導入(LASIK導入に必須)
・LASEKは、10番目位?
・ASAは、日本で最初?(LASEKセットがあれば出来るので、もっと早い人もいるかも)
・Epi-LASIKからEpi-PRKに移行したのは2番目(東京八重洲が最初)
・アレグレットの導入は、3番目(神戸、聖母の次)
・ウェーブ・フロントは、10番目位?(アレグレットでは初めて)
・トポリンクは、日本で最初
・RKは、道具・設備はあり研修はうけましたが、手術はしませんでした。
・phakic IOLは、未だ躊躇していて、導入していません。

当院のモットーは
1. 家族や親しい友人に勧められない治療はしない。
2. よい治療を、特別の人だけのものにしない。
 です。

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当院の屈折矯正関係の学会発表・講演
2000年 第51回京大眼科同窓会学会 『NIDEK SK-2000, EC-5000を用いた屈折矯正手術の成績』 (永田眼科と共著)
2001年 第28回あやめ池眼科懇談会 『LASIKの成績』 (永田眼科と共著)
第67回倉敷眼科臨床懇話会 『LASIKを始めて』
第5回 ISRS JAPAN Meeting 『クリニカルレポート』
第5回 ISRS JAPANマイクロケラトーム・インストラクションコース 『BD/ITI K-3000 特徴と使用経験』
第55回日本臨床眼科学会 『NIDEKとVISXのレーシックの術後成績と自覚的な夜間の見にくさの比較』 (永田眼科と共著)
第1回マイクロケラトームK-3000ユーザーミーティング 『Back TO K-3000』
2002年 第25回日本眼科手術学会 『NIDEKとVISXのレーシックの術後の近視の戻りの比較』 (永田眼科と共著)
第17回日本眼内レンズ屈折手術学会 『LASIK前後の高次波面収差と矯正視力』
第2回レーシック関西研究会 『症例・よくきてくれる二人』
第53回京大眼科同窓会学会 『VISXによるLASIK1212眼の成績』
2003年 第26回日本眼科手術学会 『LASEKはPRKより痛い』
第18回日本眼内レンズ屈折手術学会 『WaveLight社ALLEGRETTOとVISX社 S3のstandard LASIK成績比較』
第57回日本臨床眼科学会 『PRK用クーリング・アイキャップ』
第54回京大眼科同窓会学会 『オルソケラトロジーの経験』
2004年 第27回日本眼科手術学会 『実年年齢にたいする、モノビジョンLASIK 』
2004年第19回日本眼内レンズ屈折矯正手術学会 『Intra-LASIKの初期成績』
第4回レーシック関西研究会 『LASIK の合併症とその対策』
第55回京大眼科同窓会学会 『ASA(ethanol-PRK)と5%NaCl-PRKの比較』
2005年 第18回天理眼科臨床懇話会 『LASIK 術後患者が来たら・質問されたら』
第5回レーシック関西研究会 『Intra-LASIKの利点と問題点』
第6回HES(Nidek excimer users meeting) 『IntraLase』
第56回京大眼科同窓会学会 『強い近視(-6〜-12D)への、エキシマレーザー矯正、LASIK/Intra-LASIK/Epi の視力成績比較』
2006年 第57回京大眼科同窓会学会 『Intralase 社製FS,FS-30,FS-60でのIntraLASIK視力成績比較』
2007年 第58回京大眼科同窓会学会( 予定 ) 『強い近視(-6D〜) に対するLASIK 視力成績 のIntralase FS-30/60と、Moria 90Headの比較』

当院で手術を受けられた人の住所
京都 45.2%
東京1.5%
北海道0.6%
東北 0.1%
関東0.8%
東海3.8%
北陸1.3%
近畿45.3%
中国四国0.7%
九州沖縄0.7%

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( ) 内の数は、屈折矯正手術後に書いた診断書の枚数です。会社名の『生命』は略しました。汎用で会社名称のない用紙を持参した人が89人、別にいます。

メール・電話などで連絡いただければ、説明書等を郵送します。